リマッチについて

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オペアにとって、もっとも怖い言葉といえば、きっと「リマッチ」でしょう。
特に自分がリマッチになってしまった場合は慌ててパニックになりがちですが、リマッチというのは意外と日常的に起こっているものです。

人生を長い目でみれば友達や彼とケンカしたり、職場の仲間と亀裂が生じたりすることはしょっちゅうあることですよね?ホストファミリーとオペアの関係もまたこれに同じく、人間関係のバランスです。性格や意見が合わずに生活がうまくいかないということは、当然起こり得ることです。エージェンシーはオペア数、ファミリー数、マッチ数、リマッチ数など数字的な事実は公表していませんからリマッチがどれくらいの頻度で起こっているか、何人にひとり、というような統計情報は入手できるものではありません。そのせいもあり、自分がリマッチになってしまったら、「私は落第してしまった!」というような感情を抱いてしまう人も多いと思います。

しかし、上記の一般的な人間関係を考えれば、そしてこれまで多くのオペアをサポートしてきた私達から言える事実として、リマッチは決して落第ではないのです。どこに原因があるかはリマッチそれぞれによって違います。しかしいずれにしてもファミリーとオペアのどちらかが、またはお互いが現在の状況を「うまくいっていない」と感じ、プログラムをもっと成功させたいと思い、実行するのがリマッチなのです。単にうまくいくと思った組み合わせが実際に生活してみたらうまくいかなかった、ということです。

ですからリマッチが決まったオペアの皆さんは、罪の意識に苛まれることはありません。次はうまくいくように、これまでに反省点があればそこから学び、そして焦らずに次のファミリー探しをスタートしましょう。ホストファミリーとオペアがオペアプログラムの本来の良さを実感できる環境を目指して臨むのがリマッチなのです。
以下ではリマッチのプロセスや注意点について説明します。

リマッチのプロセス

リマッチはホストファミリー、またはオペアにマッチを解消する理由があった場合に発生します。
性格が合わない、問題を起こした、不当な扱いを受けた、など理由は多岐に渡りますが、いずれにしても最終的には登録しているエージェンシー本部の判断でリマッチや帰国の決定をすることになります。リマッチの流れとしては通常以下の通りです。

  1. ホストファミリーとオペアの間で何らかの事情・問題が発生する。
  2. ホストファミリーとオペアの当事者同士が問題点について話し合いを行う。

POINTこのステップは非常に大事です。ファミリーとオペアで直接話し合いを持って状況が改善することも多くあります。AIJはこれまで多くのオペアの現地サポートをしてきたので(その内90%以上はホストファミリーとの問題点についてです)確信を持って言えますが、たとえ感情的な話し合いになったとしても「雨降って地固まる」の言葉通り、ポジティブな結果が生まれるケースはとても多いのです。
ホストファミリーはもしかするとオペアの問題点に気付いていないかもしれません。オペアが誠実に、正直な気持ちを伝えようとすれば必ず状況の進展のきっかけになるはずです。「あまり問題を荒げたくない」というような消極的な態度(日本人特有)では問題は一向に解決しませんし、双方ともイライラが募るだけです。
リマッチが目前に迫っているのを感じたら、「正直に腹を割って話をする」ことが最重要です。勇気を持って臨んでください。問題点が改善できてプログラムを続行できればベストなはずです。

  1. 話し合いを持っても解決しない場合は、エリアディレクター(AD)などエージェンシーに介入してもらい、話し合いを続けます。
  2. ADは問題点をエージェンシー本部に報告し、どういう解決策があるかなど、今後について判断をします。
  3. ADからホストファミリー/オペアに今後の方針について連絡があります。
  4. リマッチの場合 → ホストファミリー/オペア双方がそれぞれ新しいオペア/ファミリー探しをスタートします。
    オペアが帰国する場合 → これは最初の問題点によります。オペアが深刻な問題や失敗を起こした場合はエージェンシーの判断により、リマッチ無し=強制帰国、という決定をされる場合もあるでしょう。
  5. リマッチの期間=エージェンシーによってリマッチに与えられる期間は基本的に2週間程度ですが、状況にかかわらず2週間きっかりというエージェンシーと、状況によっては1カ月程度まで猶予をくれるエージェンシーなど、様々です。この期間に次のホストファミリーとマッチが決まらない場合はビザが無効となり、帰国を余儀なくされます。

注意点

  1. 登録エージェンシーの決定は最終決定となりますので、それまでの話し合いや、オペアからの状況の説明が判断に影響する非常に大事なプロセスとなります。リマッチになりそうな場合はうまく状況を説明できるように落ち着いて準備をしてください。
  2. リマッチには常に帰国のリスクが伴います。普段からホストファミリーとコミュニケーションを多く持ち、質問や疑問点があればホストファミリーに聞いて明確にしておきましょう。曖昧な気持ちで仕事をしているとホストファミリーにも必ず伝わりますし、関係にネガティブに影響してきます。
  3. 日本人オペアはホストファミリーの間でも評判がいいので、リマッチになっても次のファミリーが見つかるケースがほとんどだと思います。
    実際、これまでサポートしてきたAIJオペアの例を見ても、残念ながら次のファミリーがみつからず帰国となった例は1%もありません(自分の判断でプログラムを中断したケースは除く)。ですからリマッチになったオペアの皆さんは「必ず次のファミリーは見つかる」という気持ちで、全力を尽くしてファミリー探しをするべきです。悩む時間とエネルギーをポジティブな力に変えましょう。
  4. もしも帰国となってしまった場合はもう後戻りはできません。これまでアメリカのオペア生活で得た精神力、英語力、国際感覚を次に活かせるよう新たな目標を立てましょう。短いアメリカ生活だったとしても、時間を無駄にしたということでは決してありません。全力で過ごした貴重な時間をその後の生活や仕事に十分に活かせるように計画を練っていきましょう。

リマッチ時のサポートについて

AIJでは渡米後もプログラム終了までオペアのサポートを続けますので、何もわからず不安を抱えた状態でひとりぼっちになるようなことは絶対にありません。
他エージェンシー所属のオペアの方が、リマッチとなり気持ち的に追い詰められてメッセージをくださることがよくあります。さぞかし不安な思いで毎日を過ごしているのだろうと思うと申し訳ない気持ちになりますが、他エージェンシー所属の場合、私達にはアドバイスをすることしかできません。
せっかくオペア審査に合格しはるばるアメリカまでやってきたのに、志半ばで、しかもご本人の意に反して強制帰国となるのは悔しい気持ちになるでしょう。

POINT申込み/準備期間はもちろん米国生活に向けての勉強の意味もあり大事ですが、オペアプログラムの本番は現地での生活です。申込みの際は日本のエージェンシーに、現地サポートについてよく確認してください。
特にリマッチの際のエージェンシー本部のオペアに対する対応は、エージェンシーによって大きな差があります。これまで多くの話を聞いたところによると、ホストファミリー側の話だけを聞いてオペアの説明にはろくに耳を向けないまま強制帰国を決めるエージェンシーもあるようです。
今はインターネットがありますから、ブログやFacebook など、ネットで現役・元オペアを見つけてエージェンシーのサポート体制、オペアの扱いなどについて必ずリサーチをしましょう。

AIJではリマッチの場合も、オペアの言い分をエージェンシー本部に聞き入れてもらえない、誤解をされたまま帰国の決定をされた、という状況には絶対にさせません。(こちらもご覧ください→ AIJの特徴
オペアプログラム中はリマッチもなくスムーズに暮らせるのが一番ですが、生活がうまくいっていてもホストファミリーの海外転勤など、やむを得ない理由でリマッチになることもあります。
リマッチは誰にでも起こりうることなのです。ここに記載した情報など、リマッチのプロセスについて概要を理解しておけば、いざというときにも慌てずに対応していけると思います。

AIJスタッフ一同