AIJオペア260号 ミキさん編

コロナ禍での特別措置によってプログラム期間を延長し、合計2年3カ月をコロラドで過ごしたミキさん。ロックダウン後の街の様子についてもお話を伺いました。

ミキさんデータ

兵庫県出身
渡米時年齢:26歳
プログラム期間:2018年9月〜2020年12月
滞在先:コロラド州
ホストファミリー構成:
ホストマザー、2人の兄弟(8歳、6歳)

Miki

Q1 日本に帰国されてズバリ今のお気持ちは?

日本にいるのがぎこちない、落ち着かない。

Q2 オペア生活を振り返って、「楽しかった」「辛かった」どちらの比重が大きいですか?

楽しかった。辛かったこともありましたが、楽しかった思い出のが強く残っています。

Q3 ホストファミリーとはいい関係が築けましたか?

はい。

Q4 一番楽しかった思い出は?

家族旅行でカリフォルニアディズニーランドに行ったことです。

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Q5 一番辛かった思い出は?

運転免許を持っていなかったため、猛吹雪で顔も上げられず、除雪のされてない道を歩いて学校まで子供を迎えに行ったことです。

Q6 子供の世話をするにあたって、一番大変だったことは何ですか?

子供たちは恐怖心なく何事にも好奇心旺盛でした。挑戦させることと安全面とのバランスが難しかったです。

Q7 子供たちとの会話はすべて英語でしたか?

英語でした。

Q8 子供たちは言うことをよく聞いてくれましたか?

最初は私の英語レベルが低かったため、子供たちの話を聞くこと、私の言いたいことを伝えることが難しかったけれど、ホストマザーの助けもありとても聞いてくれるようになりました。

Q9 問題があったときにホストファミリーは助けてくれましたか?

はい。

Q10 近くにオペア仲間はいましたか?

違うエージェントのオペア友達がいましたが、AIJ/APIのオペアはそのエリアに私だけでした。
そのため、マンスリーミーティングは残念ながら毎回ADと一対一でした。

Q11 ADとのマンスリーミーティングではどんなことをしましたか?

近況報告。

Q12 APIのオペアトリップには参加しましたか?

いいえ。

Q13 アメリカではCOVID-19によるロックダウンを経験されましたが、どんなふうに過ごしていたか教えてください。

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子供たちは2月から半年間の休校で、最初の方はオンライン授業も短時間で毎日あるわけでもなく、私が何か計画を立てないといけない日々でした。ホストマザーの希望で毎日アウトドアの時間を作っていました。公園や施設は閉鎖されていましたが、リゾート地に住んでいたので冬には雪、夏にはとても壮大で綺麗な自然があり、雪遊びやかまくら作り、ハイキング、自転車、ウォータースポーツなど外遊びをする時間、また、日本について勉強する時間をそれぞれ毎日設けて、子供たちと楽しく過ごせました。環境に恵まれていたことに感謝です。

一方、ホストマザーは自宅よりオンライン診療をされていたので、患者と話されている時はなるべく静かにする、または、外出するようにしていました。
私の自由時間についてですが、夏休みのときのようでロックダウン前と仕事時間は大きくは変わりありませんでした。異なったのは、外食や友達と会うことが出来ずホストファミリーと一日中過ごしたことで、貯金もできました。

Q14 子供たちの感染対策はどんなことをしていましたか?

外出時はマスク着用、手指消毒携帯、手洗い、なるべく人のいないところで遊ばせる、人との距離を6フィートあける、食料品店など店に連れて行かない、体調管理をしっかりする。

Q15 ロックダウンが始まったとき、Educational Requirementの単位はまだ残っていましたか?オンライン授業などを体験した場合は、そのことについても教えてください。

全て取り終えていましたが、勉強のためにESLクラスを受講していました。学期の途中でオンラインクラスに移行しました。教室で受ける方が友達もできて好きでした。

Q16 ロックダウンが明けてから、前と変わったことや現在の街の様子などを教えてください。

学校は再開され、登校するかオンライン授業を受けるか選択できるようになっていました。しかし、毎週水曜日が休校、陽性陰性に関わらず1人でもコロナ感染が疑われる場合は2週間の学級閉鎖のため、子供たちは学校に数日行ってオンライン授業に逆戻りの繰り返しでした。私の出国前には感染者が増え続けたため、地域の学校が一斉にオンライン授業に移行しました。
お店や映画館は収容人数の調整をされ、マスク着用は絶対でした。リゾート施設はしっかり対策をし、観光客は戻ってきたようです。

コロナの検査については、保険や医師の指示がなくても誰でも無料で受けれるようにドライブスルーの検査場が数カ所あり、私たちも数回検査を受けました。
自由時間には、私自身やホストファミリーへの感染リスクを考え、人が集まるところには行かない、感染が疑われる際は検査結果がでるまで外出を控える、限られた友達のみに会う、会っても屋外にするなど対策をしていました。

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Q17 帰国の際の、アメリカ出国から日本に到着するまでの空港での様子などを教えてください。

デンバーからホノルル、そして関空に帰国しました。ホノルルから関空へは乗る予定だったJALが運休になりましたが、APIに問い合わせたところ代わりのハワイアン航空を手配してくださりました。
ホノルルへの最終便72時間前にZoomミーティングでスタッフ監視の下PCR検査を受け、陰性証明書をオンラインで登録していため、ホノルルの空港では数分で手続きは終了し、自主隔離も免除されました。デンバー、経由地のカリフォルニア、ホノルル、どの空港でもお店は閉まっていたり時間短縮営業していたりしました。人が少ないため、セキュリティチェックは早く終わり、機内では常時マスク着用でしたが空いているためゆったりと過ごせました。
関空到着時、人数制限をされ降機、順に唾液でのPCR検査を受けました。関空へ帰れたため、兵庫にある自宅で外出は控え、2週間の自主隔離中です。感染しておらず無事に隔離が明けるのを願うばかりです。

Q18 渡米前と比べて、英語は上達したと思いますか?

はい。まずリスニング力が自然に身に付き、スピーキング力は周りの助けやESLのおかげで徐々に上達しました。周りに日本人がおらず英語を話すしかなかったのがいい環境でした。

Q19 アメリカ人一般については、どんな印象を持ちましたか?

とてもフレンドリー!愛国心が強い、自信を持っている、自由、自立している。

Q20 アメリカ生活を終えて、日本に対する見方は変わりましたか?

はい。

Q21 アメリカでまた暮らしたいと思いますか?

はい。

Q22 アメリカでオペアとして過ごして、成長した部分は何だと思いますか?

考え方。

Q23 オペアプログラムに参加して良かったと思いますか?

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はい。自分自身の家族をもつ前に、文化の違う家族のスタイルを知りたかったので、ホストファミリー、近所の方々、友達ファミリー、その家族や土地に溶け込み、それぞれリアルに知ることが出来ました。また、聞いたりネットで調べたりした情報よりも、実際に見たり体験したりしてより重みのある学びになりました。

Q24 これからオペアを目指す人たちに何かアドバイスはありますか?

オペアは日本ではあまり知られていないので、不安もたくさんあると思います。しかし、オペアは世界中に多くいるので、その分多くの前例もあります。アメリカだけでなく、オペア友達を通して様々な国を学べます。 予想できないこと、新しいことにチャンレンジするのはとても怖いですが、それを乗り切った後の成長は大きいです。一歩踏み出せば楽しくて貴重な日々があるので、ぜひオペアで経験して欲しいです。

Q25 よろしければ、今後の予定や目標をお聞かせください。

培った英語力を衰えさせないため、積極的に英語に関わるようにします。

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オペアAIJからのメッセージ

ミキさん、おかえりなさい!
新型コロナの影響で、延長のときはどうなるかと思いましたが、とにかく期間満了お疲れ様でした。

当初の第一希望はハワイでしたが、最終的にはファミリーとの相性で決断した結果、とても素敵なファミリーに恵まれましたね。ホストファミリーからAu Pair of the Yearに推薦されたときは、その推薦文からファミリーにとってミキさんがかけがえのない頼れる存在になっていることがうかがえて、とても嬉しくなりました。アメリカでの残り数カ月を楽しんで帰国しようとしていた矢先、突然の感染拡大とロックダウンで予定が狂ってしまい、心残りもあったかと思います。でもその期間、自然の中で子供たちと楽しく過ごせたのが救いですね。

コロナ禍のアメリカの様子や帰国時のレポートもありがとうございます。子供たちの学校が登校とオンラインをフレキシブルに切り替えているのは、羨ましいと感じる日本の親御さんも多いと思います。状況に合わせて毎回対応していくのは大変ですが、住み込みで子育てをサポートしてくれるオペアの存在はホストマザーにとってはとても心強かったと思います。これからの渡米を考えている方たちにとってアメリカの感染拡大状況は心配事のひとつですが、いつでも誰でも無料で受けられる検査場があるという環境は、オペア自身と子供たちの健康を守るためにも安心でありがたいですね。

普通より長くなったオペア期間を終えて、日本での生活に気持ちを切り替えるのはちょっと時間がかかるかもしれませんが、アメリカで鍛えられたチャレンジ精神でこれからもいろんなことに挑戦してくださいね。AIJスタッフ一同、陰ながらずっと応援しています!