AIJオペア74号 ユカさん編

初回公開日:2011年6月20日

ユカさんデータ

大阪出身
渡米時年齢:25歳
プログラム期間:2009年4月~2011年4月 (2年)
滞在先:カリフォルニア州ロサンゼルス
ホストファミリー構成:パパ、ママ、長男3歳、次男2歳、三男・長女(0カ月双子)(到着時)

Yuka

Q1 日本に帰国されてズバリ今のお気持ちは?

「私は本当に2年間もアメリカにいたんだろうか?」と思ってしまうほど気が抜けて夢のように感じています。

Q2 オペア生活を振り返って、「楽しかった」「辛かった」どちらの比重が大きいですか?

内容的には100%辛い時もオフは100%楽しんで乗り切っていたので50:50です。

Q3 ホストファミリーとはいい関係が築けましたか?

はい。うちのファミリーは大人3人で話し合いの時間を取ったりしていたので子供の悩みや不満を言える機会もありましたし、何かとイベント事のときは一緒に過ごしていました。休みのときもファミリーのお出かけやパーティーに誘ってくれたりしたので参加したりもしていました。

Q4 一番楽しかった思い出は?

一つに絞れないんですが、たくさん行った旅行です。住んでいたLA周辺はもちろん、ハワイ、カナダ、ヨセミテ、サンフランシスコ、ラスベガス、グランドキャニオン、アンテロープキャニオンなど数々の国立公園、NY、ワシントンDC、フロリダ、ナイアガラの滝など。旅行中も新たな友達ができたり、ペンパルに会ったり、色んなオペアの友達もできたりして最高の思い出です。

Q5 一番辛かった思い出は?

沢山ありましたが(笑)やはり長男に手を焼いた事。
気にくわない事が起こると癇癪を起し、ご飯や物を投げられたり、蹴られたり、外で勝手に逃げるわ、他の子にいじわるしたり大暴れをした時に叱ったら通行人の大人に助けを求めに行かれたり、ため息が出ない日はなかった日々。

Q6 子供の世話をするにあたって、一番大変だったことは何ですか?

躾。オペアの仕事ではないのかもしれませんが、到着時は偏食し放題、自分で着替えられない、靴履けない、オムツも外れてない上に暴れまくる長男に加え、生まれたばかりのベイビー含む3人。この4人を1人で見ていくために日本式で躾けました。
その際に自分の英語力のなさや、文化の違いもあってわかってもらえなかったときは本当に大変でした。

Q7 子供達とは全部英語でしたか?

長男とはほぼ100%英語、次男とは日本語と英語50:50、双子ベイビー達には100%日本語で話していました。

Q8 子供達はいうことをよく聞いてくれましたか?

長男以外は話しだす前から一緒にいた事もあって、私がママ代わりだった分、「マミー」と慕ってくれて割といい子にしてくれました。
2年目は長男がだいぶ私のいうことを聞いてくれるようになり、その代わりに次男の「やだモン」が始まったのと双子ベイビー達の自我が芽生えて大変でした。

Q9 問題があったときにホストファミリーは助けてくれましたか?

長男の悪事に悩まされましたが、いうことを聞く、聞かないを別にして子供が悪い事をしたら言い聞かせてくれていましたし、プライベートで何か困ったときも頼んだら手助けしてくれました。

Q10 一般的に、アメリカ人についてどういう印象を持ちましたか?

(もちろん人によりますが)陽気、フレンドリー、細かい事は気にしない、いい意味でも悪い意味でも適当!!!

Q11 アメリカという国についてどういう印象を持ちましたか?

映画の世界がすぐそこに!まさにアメリカンドリーム!!!カリフォルニアにいたので特にそう感じたのかもしれませんが。移民の方が本当に多いので宗教、文化背景が全く地違った方々が共存できるというのは本当にすごい国だと改めて感じました。

Q12 近くにオペア仲間はいましたか?

一番近くて車で30~40分走らしたところに住んでいたので毎週末のように色んな所に出かけたり、お互いのホストファミリー家に泊まったりして行き来して密な時間を過ごしました(笑)

Q13 ADとのマンスリーミーティングではどんなことをしましたか?

ランチに行ってご飯を食べながら情報交換。

Q14 英語は上達したと思いますか?

はい。家にパパがいたり、公園で他のパパやママ、ベビーシッター達と話す機会が毎日ありましたし、長男がとってもおしゃべりさんだったので鍛えられました(笑)

Q15 アメリカでまた暮らしたいと思いますか?

はい。まだまだ行きたい所もたくさんありますし、頑張って数年後に戻りたいと思っています。

Q16 アメリカで一年オペアとして過ごして成長した部分は何だと思いますか?

忍耐力とチャレンジ精神!
子供たちと過ごす子育ての時間の中でカナリ体力と忍耐力が付きましたし、雄大な自然と何でも大きい物に囲まれて自分の心までビッグになったのか何でも出来るような気がしてきて今までの私の生活からでは在り得なかったマラソンにはまり、5K、10K、では物足りなくなってしまいチャレンジ精神に駆られてハーフマラソンに最後はフルマラソンとトライアスロンレースに出場するまでに!とにかく精神面で成長しました!

Q17 オペアプログラムに参加して良かったと思いますか?

はい。専業主婦経験を2年させてもらったのでいつでもママになれる自信がつきましたし、日本にいた頃よりも規則正しい生活で体調もよくなりました。
国籍を問わず、かけがえのない色んな友達も出来て視野が広がったと思っています。

Q18 これからオペアを目指す人たちに何かアドバイスがあるとすれば何ですか?

見知らぬ外国で、他人のファミリーと暮らし、子供の面倒をみるというのは容易ではありません。
想像以上に大変なことも楽しいこともいっぱいあります。ですから壁にぶち当たったら1人で悩まず少し勇気を出して自ら行動すること、いつでも自分は日本代表であるという気持ちを忘れずに責任を持ってオペアライフに挑んで頂ければと思います。

Q19 アメリカ生活を終えて、今後どうされる予定ですか?よろしかったらお聞かせください。

求職中ですが、前職に戻るわけでもなく、子供に関わる仕事でもなく、全く新しいジャンルでチャレンジしようと思っているところです!

Q20 アメリカ生活を終えて、日本の良さというのは何だと思いますか?

四季のある風景と町がキレイである事。適当なサービスに慣れてしまっていたので、何て繊細で丁寧なサービスができるんだろう!!と久々にお店に入ってとても感動しました。
Noと言えない、自分の意見を言えない日本人として見られがちですが、空気を読んで言われなくても相手を考慮して気遣う心、秩序、協調性を常に大事にする姿勢を持っている事を今は誇りに思います。あと、忘れていけないのはご飯がおいしい事!!これは譲れないです(笑)

オペアAIJからのメッセージ

ユカさんへ

2年間のオペア生活お疲れ様でした!
ユカさんとはホストファミリー宅と我が家が近くだったこともあって、プログラム期間中もいろいろとご一緒しましたね。子供達もたくさんお世話になり感謝しています。

ホストファミリーの一番下の双子が生まれる直前からアメリカ入りをして、ファミリーと一緒に双子の誕生を迎え、プログラムが終わるときには彼らはもう2歳。ユカさんじゃなければ泣き止まない子供達、本当にファミリーの代わりとなって4人の子供達を育てた2年間でしたね。
長男のわんぱくさにはいつも苦労していたし、双子を抱っこしながら3歳と2歳のお兄ちゃんたちに食事をさせるなんて、その辺のお母さんにはできません。この苦労と経験はユカさんが将来お母さんになったときに必ず役に立つことでしょう。ひとりやふたりの子供じゃ物足りないかもしれませんよ。
ホストファミリーにとって、ユカさんはこれ以上ないヘルプだったことに間違いありません。
子供だけではなく、ペットのワンちゃん猫ちゃんもユカさんを慕ってお部屋に入り浸っていたということですから今頃彼らもユカさんがいなくなったお部屋で寂しがっていることと思います。

これからまた新たなスタートを切ることになりますが、アメリカで鍛えた根性と精神と体力で何事にも立ち向かっていけるはずです。どんな分野に進むことになっても、この2年間ほどしんどいことはないですよ(笑)。頑張ってください。
AIJはこれからもずっとユカさんを応援しています!

ボウマン環