AIJオペア261号 リナさん編

カリフォルニア州のファミリーの元で2年間を過ごし、先日帰国したリナさん。プログラム期間中に受講したクラスについても詳しく伺いました。

リナさんデータ

長崎県出身
渡米時年齢:23歳
プログラム期間:2018年9月から2年間
滞在先:カリフォルニア州
ホストファミリー構成:
パパ、ママ、4人の男の子(13歳、11歳、9歳、5歳)

Rina

Q1 日本に帰国されてズバリ今のお気持ちは?

こんな状況の中でも無事に帰ってこれて良かったという気持ちです。

Q2 オペア生活を振り返って、「楽しかった」「辛かった」どちらの比重が大きいですか?

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間違いなく「楽しかった」が大きいです!!

Q3 ホストファミリーとはいい関係が築けましたか?

とても良い関係が築けました。ホストキッズは私のことを本当の姉のように慕ってくれました!今でも彼らがとっても恋しいです♡

Q4 一番楽しかった思い出は?

ホストファミリーに一番好きな場所であるハワイに連れて行ってもらったことです。

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Q5 一番辛かった思い出は?

コロナが流行しはじめ、ロックダウンになり、まったく外出ができなくなったことです。

Q6 子供の世話をするにあたって、一番大変だったことは何ですか?

少し反抗期のような時期に、どのように接したらよいか考えるのが大変でした。

Q7 子供たちとの会話はすべて英語でしたか?

上の子たちとは英語で話して一番下の子とは日本語で話していました。

Q8 子供たちは言うことをよく聞いてくれましたか?

よく聞いてくれることが多かったです。

Q9 問題があったときにホストファミリーは助けてくれましたか?

いつも助けてくれました!どんな時も味方でいてくれて心強かったです。 特にホストママが日本語を話せたので細かな相談もし易かったです。

Q10 近くにオペア仲間はいましたか?

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ものすごく近所にはいませんでしたが、車を運転できたので車で会いに行ける範囲には良い友達がたくさんいました。

Q11 ADとのマンスリーミーティングではどんなことをしましたか?

Starbucksでフレンドリーな感じのミーティングをすることがほとんどでした。

Q12 APIのオペアトリップには参加しましたか?

タイミングが合わず参加しませんでした。

Q13 アメリカではCOVID-19によるロックダウンを経験されましたが、どんなふうに過ごしていたか教えてください。

私のファミリーはCOVID-19にかなり気を使っていたので、ロックダウンの後は公園すら行けなくなってしまいましたが、家のお庭がとても広いのと、兄弟が4人もいるため子供たちは退屈せず毎日トランポリンやプールで遊んでいました。
自分の自由時間ではウィークエンドクラスのオンラインコースを受講していました。

Q14 ロックダウンが始まったとき、Educational Requirementの単位はまだ残っていましたか?オンライン授業などを体験した場合は、そのことについても教えてください。

まだ残っていました。ウィークエンドクラスを受講する予定でしたがロックダウンによりオンラインクラスに移行となりました。ウィークエンドクラスとは生徒が各州から一つの場所に集まってクラスを受講するものです。そのため、オンライン授業となると受講する生徒それぞれに時差があるため、授業内容はSkypeを使いリアルタイムで受けるというようなものではなく、用意された授業のビデオを見た後に学んだことや自分の考えについてエッセイを書くというものでした。

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ちなみに昨年はソルトレイクシティのウィークエンドクラスに参加しました。ウィークエンドクラスは語学のクラスとは異なり、その選んだ州の歴史や政治、文化について学ぶという内容です。そこそこの英語力がある前提での授業となるので本当に難しく、特に私は友達とは行かず一人で行ったので初日は不安でかなり絶望的でしたが、周りの生徒がたくさん助けてくれて、無事にクラスを終えることができました。私のように仕事のスケジュールにより学校に通いにくい人もいるかと思います。決して簡単なクラスではないですが、アメリカ以外の出身で今でも連絡を取り合うような良い友達ができ、クラスを通して達成感も得ることができたのでウィークエンドクラスはとてもおすすめです☆

Q15 帰国の際の、アメリカ出国から日本に到着するまでの空港での様子などを教えてください。

私の帰国する丁度のタイミングで福岡空港の国際線が再開となり、サンフランシスコ発・台湾経由の便で帰国することができました。空港内でも飛行機内でももちろんマスク着用は必須で、どの空港でも検温を受けました。福岡の空港に到着してからは唾液検査を受け2時間程度で結果が出て、その後は迎えに来てくれた母の車で家まで帰宅しました。それからの2週間は自宅待機と毎日の検温、体調の変化の有無を地域保健課の方にメールで報告するといった感じでした。

Q16 渡米前と比べて、英語は上達したと思いますか?

まだまだレベルアップが必要に感じていますが、渡米前に比べると上達したかと思います。

Q17 アメリカ人一般については、どんな印象を持ちましたか?

フレンドリー、細かいことは気にしない、誰にでも優しく思いやりがある印象を持ちました。

Q18 アメリカという国について、どんな印象を持ちましたか?

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アメリカは様々な面において(文化や考え方)日本とすべて真逆な印象を持ちました。

Q19 アメリカ生活を終えて、日本に対する見方は変わりましたか?

変わったと思います!アメリカで2年間暮らしたことで、日本の良いところも悪いところも、どちらの発見もできたように思います。

Q20 アメリカでまた暮らしたいと思いますか?

はい!老後はアメリカで暮らしたいなと思います!笑

Q21 アメリカでオペアとして過ごして、成長した部分は何だと思いますか?

英語に関してももちろんそうですが、精神面においてもかなり成長したのではないかと思います。

Q22 オペアプログラムに参加して良かったと思いますか?

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本当に良かったです。アメリカでオペアを体験したことで人生が変わりました!!良い出会いに恵まれたこのオペアの2年間は間違いなく一生の宝物です!

Q23 これからオペアを目指す人たちに何かアドバイスはありますか?

アメリカに渡ってからの自分の行動でも、もちろん左右することだとは思いますが、オペアライフが良い経験になるかはホストファミリーや場所でも決まると思います。私はこの温かいファミリーと巡り会えたことに本当に感謝しています!! ファミリー選びは時間をかけて慎重にした方が良いと思います!

Q24 よろしければ、今後の予定や目標をお聞かせください。

日本語を勉強している人に対しての日本語教師を目指す予定です。 アメリカで言語を学んだことを通して、その大変さや楽しさを実感しました。 語学の教師とは、単に言葉を教えるだけではなく、それぞれの生徒の文化を尊重して交流に導くとても素敵な職業だと感銘を受けました。

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オペアAIJからのメッセージ

リナさん、おかえりなさい!
レポートありがとうございます。とても充実した2年間だったようですね。

プログラム参加のため準備を始めた当初は、英語がかなり苦手だったリナさん。AIJのSkypeレッスンを受講していただきましたが、それ以外にも自分でたくさん勉強し、何度も何度もスピーキングチェックを受けていただいたことをよく覚えています。やっとOKとなり正式にアプリケーションを提出するまでにかかった期間は、約9カ月!本当に、よく途中でギブアップしなかったなあと思います。
そしてマッチが決まったファミリーには、思春期にさしかかる年齢の子も含めた男子がなんと4人!ホストママは日本語が通じるとはいえ、子供たちとの会話はなかなか大変だったのではないでしょうか。

そういえば最初はハワイが希望でしたよね。いろいろなファミリーとインタビューを重ねた結果、最終的にはファミリーの人柄や相性を優先してマッチを決めましたが、それが大正解だったようですね。2年目も同じファミリーで延長され、この2年間特にトラブルの相談もありませんでしたが、今回のインタビューや写真からも楽しく過ごしていた様子が伝わってきます。本当に、「オペア生活の明暗はホストファミリーで決まる」と言っても過言ではありません。

日本語教師という新たな目標をみつけたリナさん。渡米前にコツコツと英語を習得していった粘り強さで、きっと目標をかなえてくださることと思います。AIJスタッフ一同、これからも応援しています!