AIJオペア335号 ユウナさん編

1年間のオペア生活で2つのシングル家庭を経験したユウナさん。波乱続きの1年について伺いました。

ユウナさんデータ

兵庫県出身
渡米時年齢:25
プログラム参加期間:2023年7月から1年間
滞在先:カリフォルニア州
ホストファミリー構成:
1件目:シングルファザー、4歳の双子の男の子
2件目:シングルマザー、3歳の男の子

Yuna

Q1 日本に帰国されてズバリ今のお気持ちは?

安心と心地良さを感じています。

Q2 オペア生活を振り返って、「楽しかった」「辛かった」どちらの比重が大きいですか?

正直辛いことが多かったです。笑 自分がファミリーを見極める力がなかったことが全ての要因ですが、なかなか大変でした。でもアメリカでしか出来ない経験、海外の友達ができたことはとてもいい経験でした。

Q3 ホストファミリーとはいい関係が築けましたか?

日本人らしさを捨てきれずに、思っていることをなかなか伝えることができなかったので、自分が我慢すればいいと思い我慢、我慢にはなりました。帰国して3週間たちますが、ホストファミリーからは頻繁に連絡をもらっています☺

Q4 一番楽しかった思い出は?

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なかなか一番を選ぶのは難しいです。リマッチ後サンディエゴに引っ越してから、ベイエリアで出来た友達が何人か私に会いにわざわざ来てくれたのですが、大好きなサンディエゴに大好きな友達が来てくれて一緒に観光できたことが楽しかったというか嬉しかったです!

Q5 一番辛かった思い出は?

ホストマザーに怒鳴られたことです。笑 お家に到着して1ヶ月未満の時に、お互いの意思疎通が上手くできておらず、大変なことになりました。笑

Q6 子供の世話をするにあたって、一番大変だったことは何ですか?

日本で保育士をしていた時には、工夫して言葉かけを行うことができていましたが、英語では言い回しが上手くできずストレートな言葉かけになってしまいました。理由をしっかりと説明してあげることが出来ずにもどかしかったです。

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Q7 子供たちとの会話はすべて英語でしたか?

英語でした。

Q8 子供たちは言うことをよく聞いてくれましたか?

どちらのファミリーも私と一緒にいる時はとてもよく聞いてくれましたが、保護者が近くにいるとほとんど聞いてくれませんでした。

Q9 問題があったときにホストファミリーは助けてくれましたか?

結果的に助けてくれたかと言われると微妙ですが 笑 話を聞いてくれ、助けようとしてくれました。

Q10 近くにオペア仲間はいましたか?

どちらのお家もカリフォルニア州だったので、比較的日本人のオペアも多く、とても助けられました。

Q11 ADとのマンスリーミーティングではどんなことをしましたか?

カフェでミーティングや湖の周りを散歩をしました!

Q12 APIのオペアトリップには参加しましたか?

NYでのオペアトリップに参加しました。色々な国のオペアが集まって来ていました。みんなオペアをしているので共通する話も多く、とても楽しかったです。毎朝7:30集合でNYの見どころを4日間でギュッと詰め込んだツアーでした!APIのスタッフも参加しており、直接話すことができて、参加して本当によかったなと思いました!

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Q13 渡米前と比べて、英語は上達したと思いますか?

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渡米当初は文法を気にしてなかなか言葉がでませんでしたが、アメリカにいるのは色んな国から来た人でアクセントや文法も様々です。そこを気にするよりも、とにかく伝えたい!と単語だけでも会話をすると相手も一生懸命聞き取ろうとしてくれます。リマッチ後、久々に異国の友達に会った時に「英語が上手になってる!」と言ってもらえて嬉しかったです!!

Q14 アメリカ人一般については、どんな印象を持ちましたか?

もちろん危ない人も一定数いますが、にこやかに話しかけてくれる人が多く、あたたかさを感じました。

Q15 アメリカという国について、どんな印象を持ちましたか?

自由の国という言葉がぴったりだなと思いました。

Q16 アメリカ生活を終えて、日本に対する見方は変わりましたか?

改めて本当に暮らしやすく綺麗な国だなと感じた反面、もう少しアメリカのようにルーズになってもいいのではないかと感じることもあります。

Q17 アメリカでまた暮らしたいと思いますか?

私は旅行で十分かなと思います。笑

Q18 アメリカでオペアとして過ごして、成長した部分は何だと思いますか?

適応力と忍耐力です。

Q19 オペアプログラムに参加して良かったと思いますか?

きっとアメリカに行かなかったらできなかったことばかりだと思うので、大変でしたが参加してよかったと思っています。

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Q20 これからオペアを目指す人たちに何かアドバイスはありますか?

時間はかかったとしても、しっかりファミリーは吟味した方がいいと思います。1年間一緒に暮らしますし、一番重要なことだと思います!

Q21 よろしければ、今後の予定や目標をお聞かせください。

アメリカの保育を見て、改めて日本の保育の素敵さを感じたので保育系に戻る予定です。遊びの中で子どもたちに英語を学ぶ楽しさを伝えていけたらなと思います。

オペアAIJからのメッセージ

ユウナさん、おかえりなさい!そしてお疲れ様でした。2件ともシングル家庭ということもあり、オペアががっつり頼られる場面は通常よりも多かったと思います。

とは言え、1件目のファミリーには「オペアプログラムを勘違いしているのでは?」という面が多々見られましたよね…。しかもオペアを雇うのは初めてではなかったのに、前任オペアがただ黙って我慢していただけ、という事実も発覚。どんなにルール違反が多いファミリーでも、オペアからの情報が上がってこなければエージェントは知る由もなく、「何もクレームを聞かないからきっといいファミリーなんだろうな~」とまた次のオペアを送ってしまいます。被害者を増やさないためにも、実際に働いている皆さんが声を上げてくれることはとても重要です。

「子供に英語でしっかり説明してあげることが難しかった」とのことですが、これはたぶんオペアの多くが経験しているんじゃないかなと思います。特に保育のスキルと経験が豊富なオペアプロが英語力の不足でせっかくの能力を生かし切れず、ホストファミリーが「あれ?期待してたのと違う…」となってリマッチ、ということも少なくありません。コロナ禍以降アメリカの治安が悪化していることも影響して、オペア全体に求められる英語力は年々上がっているため、以前のように気軽に送り出すことができなくなっているのがエージェントとしても心苦しいところです。。

ハードで濃い1年だったと思いますが、楽しいこともたくさんあったようで、安心しました。私たちスタッフがオペアから連絡をもらうときって、基本的に何か問題があるときですから…(笑)
また保育の道に戻られるとのことなので、この1年で鍛えられたメンタルを武器に(笑)キャリアを邁進してくださいね。AIJスタッフも陰ながら応援しています!